6月28日、ディップ株式会社にて開催された、Resily(リシリー)株式会社主催「アーリーベンチャーが実践するOKRのすべてを公開!」に弊社代表田中が登壇いたしました。

本セミナーでは、「OKR」を導入しているUbie株式会社 共同代表取締役 久保氏と弊社代表 田中が登壇し、どのような目的でOKRを導入し、運用上どのような課題を抱えているかを共有しました。
そして、参加者様が会社の風土を変革し、目標達成の仕組みづくりに向けた知見を得ていただくことを目的としてパネルディスカッションを行いました。

そもそもOKRって何?

OKRとは、「Objectives and Key Results」の略称で、組織が掲げる目標を目指すために、達成目標(Objectives)と主要な結果(Key Results)をリンクさせ、組織と個人の方向性やタスクを明確にする目標管理方法の一つです。
Google社やFacebook社をはじめ、多くの有名海外企業が導入していることから注目を集めており、日本でも採用する企業が増えてきています。

OKRにおける個人の目標設定は、企業の目標から事業部の目標、そしてチームの目標まで細分化された上で決定するのが特徴です。

企業と従業員の方向性を統一し、取り組むべき具体的事項を明確にするOKRは、「企業と従業員の間に絆や信頼関係を構築できる」と考えられていることから、組織力の強化も見込めます。
(参考:「BiZHINT」https://bizhint.jp/keyword/39402 2019年7月2日参照)

OKRと評価は切り分けるべき

AIを使った業務効率化や病気推測のサービスを提供する、Ubie株式会社 共同代表取締役 久保氏はOKRを上手に運用していくためには「OKRと評価は切り分けるべき」とおっしゃっていました。

OKRを評価指標とすることで、高い目標設定は自分の査定に不利になってしまいます。そのため、おのずと保守的な目標設定になりがちです。
これでは本来のOKRの良さである、「高い目標設定故の圧倒的な結果」を導くことができません。
そのため、会社だけでなく、社員一人一人の可能性を最大限に引き出すためにはOKRと評価指標を切り離す必要があるとお話しされていました。

OKRの導入企業はなんと全体の1割

後半は匿名質問サービスを利用して、参加者様からの質問にお答えしました。
<質問例>
・会社としてマストでおこなって欲しいことをどのように設計すればよいか
・ボトムアップ型でのOKR導入の成功事例はどのようなものか
・給与制度とのリンクはさせているのか?
・OKRの適正導入時期はあるのか?

<OKRの適正導入時期はあるのか?>
リシリー社代表 堀江氏によると、OKRの導入企業は日本では未だ全体の1割にとどまっているといいます。
これに対し、「導入に適したフェーズなどはない、すぐにでも導入すべき」と田中は話します。
高い目標設定を継続しておこなったからこそ、今期の売り上げ予想は昨対比300%となりOKRの効果を弊社は実感しています。

参加者様は人事担当の方が多かったのですが、皆様社員のモチベーションアップや会社の業績アップのためにOKRの必要性を少なからず感じている方ばかりでした。
そんな方々に少しでもヒントを与えることができたならば幸いです。

【セッション情報概要】

6月28日(金)18:30~20:00

18:30~18:45:ご挨拶
18:45~19:15:OKR導入事例のご紹介
         ・Marketing-Robotics株式会社 代表取締役社長 田中
         ・Ubie株式会社 共同代表取締役 久保氏
19:15~20:00:2社と語る、OKR導入・運用の課題の乗り越え方(パネル・ディスカッション)
         1.導入ステップの課題、乗り越え方
         2.運用ステップの課題、乗り越え方
         3.評価との兼ね合い
         4.会場からの質問受付

大切なものを大切にできる働き方を広めています。

Marketing-Robotics社では旧態依然とした営業に課題を抱えている企業様や、新規事業を検討されている企業様、MAツールの運用に課題を抱えている企業様のお役に立てるようなセミナーを随時開催しております。

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2019年07月03日